片づけをすることは、防災に役に立つと思います。
私は、NHK和歌山に勤務していたときに、
南海トラフ巨大地震から備えるための防災を取材しました。
それが、ひとつのきっかけとなり、
今、「片づけ」の仕事をしています。
気象庁から「巨大地震注意」が初めて発表されましたね。
必要以上に怖がるのではなく、でも普段より注意が必要な状態、
ということを意識して、冷静に行動したいものですよね。
片づけのどんなところが防災に関係するのか、
例えばこのようなものがあるのではないでしょうか。
片づけが得意な方も苦手な方も、是非、確認してみてください!
【モノの量は?】
・モノは多すぎる量ではありませんか?
・上から落ちてきたら危ないモノはないですか?
・特にキッチンの上のほう、重いモノや割れたら危ないモノはありませんか?
【いざという時に使えますか?】
・準備してそのままで、忘れていた、となっていませんか?今こそ、確認しましょう!
・備蓄の食糧の賞味期限は切れていませんか?
・非常時のライトやラジオなどは、電池切れではないですか?
【動線の確保は?】
・緊急時に必要なライト、車の中のハンマーなどはサッと取り出せますか?非常持ち出し袋は?
・昼も夜も含めて、自宅から外への避難もスムーズにできるように動線が確保できていますか?
・地震でモノが倒れてきても動線は大丈夫ですか?
そして、動線に関しては、避難の際の動線も大事ですよね。
自宅はもちろん、通勤中や職場、レジャーなどで出かける場所も含めて、
ハザードマップで避難場所を確認したいものですね。
自治体のHPなど、インターネットで調べられるので、
「ハザードマップ (お住いの場所・職場・出かける場所など)」で
検索してみてください。
(特に津波の際に、逃げられる高台や避難ができる建物などを確認を)
そして、後から想定外だった・・とならないよう、
想定外があることも頭に入れておきたいものです。
私は片づけ下手だったときから、備えはしていたつもりでしたが、
思い返してみると、何でもかんでも防災グッズを買っておけば安心、という感覚で
普段はクローゼットの奥の方にしまっている・・・という状態でした。
ですが、本当に大事なことは、シミュレーションなどをして、
本当に必要なモノを、しっかりと管理して、いつでもすぐに使えるように
備えておくことが大事なことに、気づきました。
片づけ下手で防災の取材をあまりしていなかったときは準備していなかった
私の備えを2つほど、ご紹介します!
◆乾パンや乾燥ごはん、缶詰などは備えていても、備蓄用の野菜は考えていませんでした。
災害時は野菜不足になりがちと聞きます。
乾燥野菜(にんじん、キャベツ、玉ねぎなどのミックス)や切り干し大根を多めに買って、
普段から使うようにしつつ、非常時に備えるようにしています。(=ローリングストック)
好きな食べ方は、 →乾燥野菜は、ツナとあえる →切り干し大根は、ホタテとあえる
全部、保存食でつくれます!
マヨネーズを少し入れたり、塩コショウで味をととのえたりすると美味しいですよ ^^
もうひとつ、
◆食糧は用意していても、非常用トイレは忘れがちと聞きました。
以前の私も、食糧しか用意していませんでした。
今は普段使っているバッグにもコンパクトな非常用トイレになる袋も入れて持ち歩いています。
目隠しになるアルミのブランケットなども合わせて入れておくと安心です。
電車の中などで、自分以外の人が必要な場面に遭遇したときにも役に立ちそうです。
何も起きなかったら、それが一番です。
ただ、注意が出ているということは、
いつ起こるかわからない災害が、起こる可能性が高まっているということです。
ただ、なんでもかんでも買いそろえて安心するのではなくて、
自宅やそのほかの場所で、今、災害に遭遇したことを具体的にシミュレーションし、
必要なモノをきちんと管理しながら備えることが大事なのではないかと思います。
なので、やはり、片づけや片づけの考え方は防災に役に立つと思います!
☆☆☆冒頭の写真のようなリュックのバックルが、笛になっているものがあるって知ってますか?!
私は少し前にインターネット情報で知りました!笛はとっても大事な防災グッズです。☆☆☆