なぜ人前で話すときは緊張するの?
私は4歳のころから
アナウンサーに憧れていました。
だからといって、
人前で話すことが得意だったわけではなく、
むしろ苦手でした。
言いたいことがあっても頭の中でうまくまとまらないし、
人前に出ると緊張して、身体が震えてしまう。
大勢の人の前だけではなくて、
数人の前で意見を言うこともダメ、
かといって1対1ならおまかせ!というわけでもない。
でも、アナウンサーを目指し、
人前で話すということを何度も経験する中で、
緊張してしまう理由のひとつに気づきました。
それは他人からより良い自分に見られたいけど、
うまくいかなかったらどうしようという気持ちです。
緊張を「片づけられない」風に例えると?
「人前で話すときに緊張してしまう」というのは、ありがちな悩みです。
では、片づけが進まない心理に例えてみると、どういうことでしょうか。
それは「もし必要になったら・・・」という状態ではないでしょうか。
「うまくいかなかったらどうしよう」に似ていませんか?
両方とも、不安や心配が見え隠れしています。
誰かに怖い目で遠くから見られている・・・という感じでしょうか。
「ことば」と「心」と「片づけ」は全てリンクしている
あなたは誰かの話が長いな~と感じた経験はありますか?
時系列がバラバラ
同じことを何回も言う、
難しい用語でついていけない
主語がなくて何の話なのかよく分からない
意味のない言葉が詰め込まれている。
この話を片づいていない部屋に例えてみると
余計なモノが多くて散らかった状態です。
話している人も聞いている人も疲れてしまいますね。
相手に伝わるように話す、ということは、
ちょうど良い量、相手にとって必要な言葉を、タイミングよく伝えること。
きれいな部屋に例えると、
モノが適量で、使いたいお気に入りが、良いタイミングで見つかること。
話している人も聞いている人も心地良い。笑顔が見えるようですね。
私は、言葉と心と片づけには密接な関係があると思っています。
心を整理すれば言葉も変わる3つの方法
できる人のように振る舞う
うまくいかなかったらどうしよう、と考えていると、
他人からは
「うまくいかなかったら、どうしようと考えているような人」に見えます。
逆に「自分はできる、大丈夫」と言い聞かせて、
そのようにふるまうと、「この人はできる、大丈夫そうな人」に見えます。
【片付けも話し方も、理想をイメージすることが大事!】
100点ではなくて80点を目指す
関西の番組に出演する直前、緊張しすぎていた私に、
ある芸能人の方がアドバイスをしてくださいました。
私は完璧主義ではないのですが(見えないと思いますが、笑)
1文字も間違えずに言わなきゃ><
という気持ちが強く、ぶつぶつ練習していました。その時に、
「100点ではなくて80点を目指せばええやん」
と(ちょっと関西弁の部分が曖昧ですが、笑)声をかけていただき、
とっても、気持ちが楽になったことを覚えています。
100点を目指していると、1つでも間違えてしまうとその後も引きずってしまうのですが、
80点なら、持ち直しがはやい。そう気づきました。
だから、本番は少し気楽な気持ちになることも大事だなと思います。
【片づけも話し方も、80点で良い!】
自意識過剰にならない
人は思った以上に相手のことを気にかけていません。
一番関心があるのは自分です。
かつての私がそうだったのですが、
相手に見られているという意識が働きすぎていませんか?
もっと意識を向けるべきことは、
話の内容やどうしたら相手に伝わるかなどです。
そのずーっと捨てられないいただきもの、相手はあげたことを忘れていますよ。
【片づけも話し方も、脱・自意識過剰!】
偉そうなことを書いてしまったかもしれませんが、私も完璧にできるわけではありません。
ですが逆に、今も模索を続けているからこそ「話し方」についての情報を探している方にとって
役に立つようなこともお伝えできるのではないかなと思います。
「話し方」について、ことばの片づけ士らしく綴っていけたらと思います。